みんなと今、歌って夢見て
あけましておめでとうございます。今年も気ままにブログを更新していきますので、暇つぶしに読んでいただけたら幸いです。
さて、今年一発目は虹ヶ咲スクールアイドル同好会6thライブ"I Love You⇆You Love Me"の感想となります。ライブ感想ブログ自体久々な上に、虹ヶ咲のものは1st以来なので4年ぶり…めちゃくちゃ久しぶりですね。全体の流れを中心に印象に残ったところを挙げていこうと思ってますが、寄り道が多くなるかもなので予めご了承ください。
今回の6thライブは愛知と神奈川で行われ、自分は神奈川のみの参加でした。1曲目はKAGAYAKI Don't forget!。音源を聞いた時はそこまで刺さらなかったのですが、曲前のスクスタ画像を入れたムービーを見てからだと感慨深いものがありました。今回のライブコンセプトが『愛の交換会』で、虹ヶ咲としての物語のはじまり、スクスタから応援してくれてありがとうというメッセージ、そして2日目のビジュアルノベルゲーム制作発表も含めて今回1曲目になるべくしてなった、という感じですね。
幕間を挟んでのソロコーナー(+ユニット)。セトリを見ないで臨んだので、1曲目1日目が小悪魔LOVE♡、2日目チェリーボムは度肝抜かれました。強いカードを早めに切ってもライブの質が落ちないという自信と虹ヶ咲楽曲の層の厚さはさすがの一言。どのメンバーの曲もダンスや表情のついたライブパフォーマンスのほうが良かったですし、曲を聞いただけでは得られない彼女たちの想いも受け取れました。
12人12色のパフォーマンスで、それぞれの強みや良さがある中で特に印象的だったのは1日目5201314、Walking Dream、Cooking with Loveで2日目私はマグネット、咬福論です。
はじめに5201314。曲も歌詞もノリノリでランジュ満載!という感じが大好きです。自分にとっては初の神奈川1日目からほーみんの歌が「めっちゃ安定してる!」と驚きました。6thライブ全体からしたら3回目で、彼女はパフォーマンス毎に安定感が増していくタイプなので当たり前かも知れませんが、ノリのいい曲をノリよく聞ける為にも歌の安定感は大切なので、ほーみんのパフォーマンスには安心感しかありませんでした。
次はWalking Dream。歩夢とあぐぽんもライブ毎の成長が大きく、今では全体から見ても要の1人だと思っています。そんな歩夢の今回のソロ曲はメロディーがキャッチーながら音的におもしろい部分があってついつい聞いてしまいます。その分歌にもテクニックを求められるところがあり、音源ではあぐぽん見事に応えたな〜と思ってたところに生歌でも歌い切っていて鳥肌立ちました。ダンスも交えながらステージをあちこち移動していたのは見ていて楽しかったですし、何より表情がよかった。歩夢の仲のいい相手に対してはいたずらな部分もあり、それをパフォーマンスでも見られたのは嬉しかったです。
1日目最後はCooking with Love。歌詞としては甘々な彼方が見たかったなというのが本音ではあるものの、彼女の性格からは離れてませんしむしろこう言いそう。とはいえ1日目MCであかりんが言ってたように「彼女も幸せになって」もらいたい。と推しの曲にしては珍しくモヤモヤしながらライブに参加したのですが、ダンスがかわいい表情がかわいい演出がいい。曲に対して感じたことは変わってないので、単純に向こうのコンセプトを歌やダンス、ステージの演出など全てを組み合わせた力で押し通されたといったところでしょうか。ただ、パフォーマンスを見たからこそ最初から思っている「幸せになってほしい」という思いは強くなりましたね。
2日目組はどちらも1日目と比べての違いという点では2人とも同じなのですが中身が違うと言いますか。まずは璃奈の私はマグネット。愛知2日目で悔しい思いをしているちぇみー。その悔しさもバネにして良いものになっていたのは1日目のパフォーマンスからでもわかりました。元々キャラクターの声で歌うという点において彼女ほど信頼できる人はいません。それを軽々と超えてきた2日目の‘I love you!’のフレーズ。高低差が大きい曲なだけに聞かせたいところをしっかり出し切るだけでも、全然違います。そこだけでなくDメロの‘もっと残したい このアーカイブ’まで歌い切っていて、愛を目一杯伝えようとする天王寺璃奈がそこにいました。
そして問題児の咬福論。試聴の時からとんでもないのがきたとざわつき、フル音源でもやってんなぁ!と騒がせた栞子ですが、ライブはさらに反響を呼びましたね(自分の中で)。1日目から表情を中心に見ていましたが、所々の振り付けで「そういえばやる時はやる子だったな」と栞子を再認識。ただ歌に関してはもえぴならもっといけるでしょと思っていたところに、2日目ですよ。もともとのダンスや表情の質に加え、歌の出力上げた上での最後のアレンジ、まさに小泉萌香。ただ今冷静になって考えると、咬福論という曲をあえて違う見せ方をしたのかなと。1日目は御伽話のようなこの歌を紡ぐ栞子として表現し、2日目はそこに込められた栞子の想いを表現した…そんなことも思わせてくれるパフォーマンスでした。
Feel AliveとWaku Waku! Monday Morningは入れどこが難しいと思っていたのでソロ曲の合間に入れてきたのは上手かったです。この辺のバランス感覚はこれまでのライブでも存分に発揮されていますし。そしてこの2曲が間にあったからこそソロコーナーが終わってからのNew Year's March!とHappy Nyan! Daysが浮かなくなってますしね。
幕間を入れてからのGo Our Way!→Just Believe!!!は圧巻。曲として盛り上がるのはもちろんのこと、歌詞としてもはじめの一歩を大きく踏み出し→みんなで一緒にどんどん前に進んでいくという繋がりがあって楽しい。そして本編最後のFly with You!!へ。ラストを飾るのにふさわしいのはもちろんのこと、進んでたどり着いた今(最高)からさらに先へというように、前2曲との繋がりもしっかりあるところが素晴らしいです。歌詞は随所に今までの虹ヶ咲の軌跡を辿れるようなフレーズが多いながらも、サウンドもメンバーの歌唱も力強くここにきて新しい一面を見せてくれて、Just Believe!!!とはまた違った頼もしさを感じました。
アンコールでL!L!L!とLove U my friendsを日替わりで歌ってくれたのは嬉しかったです。ここちゃん初のナンバリングライブでアルバム表題曲を全て行うのって大切だったと思うし、改めて「この13人で進んでいくよ」という決意の表れでもあったのかなと。次のアンコールメドレーでは、それぞれ今回ソロで歌った曲を考慮した上で選曲してきたことが感じられました。キャラクターの個性も出ていたのもよかったです。そこからバルコニーも使用しての変則フォーメーションのTOKIMEKI Runnersや恋するMagic!!、わちゅごなどぅーはアンコール特有のお祭り感があって「これ!これ!」とめっちゃ盛り上がっていました。
そしてOURP13CES!!!に。ファンからフレーズを募集しメンバーの名前が歌詞の随所に組み込まれている。これがオーラスでも納得の曲ですが、その一つ前に入れたのには2つ理由があると考えました。1つは最後の曲もまたオーラスにふさわしい曲だったこと。そしてもう一つは今回のライブの表のコンセプトとは別のテーマが関係あるのではないかと。こちらに関しては後述しますが、OURP13CES!!!メンバーもファンも含めて一緒に作り上げたもので、『愛の交換会』というのにも合致するものです。しかしそれ以上に届けたいものがあったからだと思いました。
それぐらいSINGING,DREAMING,NOW!がよかった。OVAのED曲なのでそれこそ本編に入ってもおかしくはなかったのですが、パフォーマンスを見てあとから色々考えた結果、最後以外はあり得ないだろうと納得しました。「これからも進んでいく」というメッセージはこれまでの曲でも散らばらまれていましたが、この曲では特に『この13人のメンバーみんなで』というのが強調されているような印象です。
熱く語りあえる君に会えてよかった
ホント嬉しいよ
この歌詞が本当に大好きで、虹ヶ咲がここまで進んできた原動力がそのまま表れてると思ってます。「同じ熱量のメンバーがいる、だから支えられているし負けたくない」、一人ひとりが互いにそう思い合っているから良いパフォーマンスに繋がっている。虹ヶ咲の魅力の一つであり、自分が惹かれて追いかけている理由でもあります。それを改めて感じられたこの曲が、6thライブでは1番印象に残りました。
ではなぜこのSINGING,DREAMING,NOW!で最後を締め括ったのか(横浜2日目は例外として)。このライブの密かなテーマにもかかってくるのですが、1番大きなものは何度も言っている『この13人でこれからも一緒に進んでいくことを伝えたかった』からではないかと思ってます。様々な事情があり2ndから6thまで出演メンバーが一度だって同じだったことがないという、とても珍しい状況だった虹ヶ咲。本来ならばこの13人で進むというのは4thないし5thで伝えたかったことかもしれません。そんな色々なことがあったからこそ今のメンバーの絆は強いものだと思いますし、このタイミングでしっかりこちらに伝えてくれるのは嬉しい限りです。
好きのチカラは強いんだよ 最強さ
作詞の畑亜貴さんが虹ヶ咲、ひいてはラブライブ!を通して伝えたいことの一つはこれなのかなと聞く中で感じました。キャラクターたちの好きや演じるキャストの好き、そして追いかけて応援している自分たちファンの好き。そうした色んな人の好きが集まったものもまた“愛”なのですから、6thライブで前面に出していた『愛の交換会』というコンセプトにもぴったりきます。
常に新しいものを見せてくれる虹ヶ咲。ライブをただ楽しむだけでも幸福感で溢れるのに、色々考えていくとより楽しむことができるなとライブ終わりにいつも思います。完結編という告知がなされアニメの虹ヶ咲スクールアイドル同好会はひとまずの区切りを迎えると思いますが、それもまだ先。ここからどうなるかはわかりませんが、彼女たち26人(27人)と駆け抜けていく日々はきっと大切なものになると感じているので心配はしていません。