音のぼやき

音楽やライブやその他諸々のこと

楽しい。でも、それだけじゃないわぐちゃん

 

わぐちゃん7人での初愛知公演。2日目のみでしたがとても楽しかったです。プリンセスはかやたんかも!とか、アガペー衣装かも!とか、一人で勝手にそわそわしていた公演でもあるのですが、そんなこと関係なしにすごく楽しかった。

とんでもない衝撃もありましたが、個人的には1番フラットというか、推しに偏るわけでもなくWUG全体を楽しめた愛知でした。原点回帰、WUGらしさを披露し続けているKADODEですが、セトリの構成もありまさに「これがわぐちゃんのライブだぁー!」という感じ。

そして、それに引っ張られるかのように調子がよかったわぐちゃんたち。特に歌は聴いた中で1番安定していたように思いました。踊りながらあれとかどうなってんのさ…。

そして自分だけじゃなく、会場にいた全員が衝撃を受けたあの曲も含め、終わりを意識してきた公演。

 

よぴちゃんもMCで触れていましたが前回の徳島公演を経てさらに進化し、そのことでより楽しむことへの熱量が上がったかな、と思います。わぐちゃんたちも、自分たちワグナーも。奔放ではあるけどはちゃめちゃではない。みゅーちゃんの言葉を借りるなら「殻を破った」パフォーマンスでした。

ただ、さようならのパレード初披露には驚きましたけどね。てっきり仙台だと思っていたので、ここでくるのかという。でもかやたんのMCを聴いて納得しました。あと"5回"しかないから、終わりがはっきりと見えてきたからこそのタイミング。

昼公演はぼろぼろ泣いていてまともに観れませんでした。歌詞もエモいなら振り付けもエモい。(いやエグい) 昼公演が終わった直後は夜もあるのかーなんてナーバスになりかけましたが、それは違うって気づきました。

"極上の笑顔で また会いたいんだ"

わぐちゃんたちがこう歌っているのなら、泣いていても笑おうって思ったんです。

だから夜公演は少し穏やかに見れました。この後打ちのめされるんですけどね。

 

 

それからもう一つ。まゆしぃも言ってました「タチアガレ!」の大きなワグナーの声。自分も夢中で叫んでいましたが、後ろからの声の圧力がすごかったです。風に背中押されるような感覚。

"私の歌は あかぬけなくて重たい"

"ぶつかってきてくれた声と同じくらいにね"

この歌詞を実感しました。というか知らず識らずのうちに会場の全員が刺激を受けてたんじゃないかって思いました。そりゃあよぴちゃん目にいっぱい涙溜まりますよ。彼女の歌が真摯で真っ直ぐな証拠ですもん。

メンバーの中である意味吹っ切れたのかなと感じる程、アンコールは楽しんでましたね。Polarisは丁寧に、地下鉄ラビリンスは自由に、極上スマイルは思う存分。

 

 

最終的には楽しいで終わった愛知公演でしたが、寂しさや切なさも混ざったという意味でもとてもわぐちゃんらしいライブでした。かやたんが言っていた「雰囲気もすごく楽しそうなんだけど、どこか儚さがある」が体言されていたように感じました。(https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1514184832)

 

FINAL TOURとしての最終地、仙台。どんなわぐちゃんを見ることができるのかとても楽しみです。