音のぼやき

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彼女たちのHOME

 

Wake Up,Girls!のFINAL LIVE TOUR- HOME-、そしてその千穐楽となる仙台公演はどれもまさしく彼女たちしか出来ないライブでした。

曲がいいとかパフォーマンスがいいとかそういうレベルではなく、彼女たちがやるからこそ表せるものが詰め込まれていました。

 

Wake Up,Girls!以外では意味がない。

 

多少の違いはあれど同じセトリでそれぞれにドラマがあるのは、わぐちゃんだからだなと思います。仙台公演はそれが顕著に出てたように感じました。

特に千穐楽の昼と夜。終わりや寂しさを感じた昼公演が終わった後は、あと1回かという暗い気分でした。(いつも昼の後暗くなってんな) でも夜はとても楽しかった。そして、最後のはずなのに、むしろこれから続いていくような感じ。SSAが予定されていなかったらまた違う気持ちになってたかもしれませんが、それでもやっぱり「楽しかった!」という感想がまず出てきたのかなと。

もし同じ思いを抱いている人がいても、そう思う理由はそれぞれだと思います。そして、自分にとってはそれは奥野香耶さんの言葉でした。

昼公演のMCで「(ワグナーの)手紙を読んでみんなどう踏ん切りをつけていいか、もやもやしたまま進んでいいのかわからないということが書いてあった」「私もわからない。でも抱えたままでもいいんだと思う」「だから一緒に進みましょう」と言ってくれたこと。そして、夜公演のハートライン。

わぐちゃんたちも自分たちと同じ、それ以上の気持ちでいること、自分たちワグナーを大切に想っていてくれることを改めて突きつけられました。

まゆしぃの言葉を伝える為の歌い方であったり、よっぴーの素直な心中の吐露だったり、あるいは7人全員のパフォーマンスだったり。今までも7人がそれぞれの形で伝えてきたことを、自分は奥野さんの言葉としてがここに来て1番刺さっただけの話です。(推しって偉大)

その彼女たちが想いを伝えようとしているのなら、笑顔でいるのなら、自分も想いを返さないと嘘だろうなんて思ってたんでしょうね。

だから自然と声が出てたし笑ってた。単純だけどすごいことです。少なくとも今まで自分が参加してきたライブでは、こんなことなかったんです。

そんなライブを観せてくれるわぐちゃんは、まゆしぃに言われなくても忘れられないグループに自然となってました。

 

前回のブログにかやたんの言葉を借りて、楽しいだけじゃない儚さもあるライブがわぐちゃんらしいと書きました。今回の仙台はその逆。寂しさ・悲しさはあるけど、そのことも全部ひっくるめて楽しいに変えてしまうわぐちゃんたちはすごい。

それは、わぐちゃんにとって最初のHOMEである仙台で、彼女たちが素直に想いを全部さらけ出せたからこそ成し得たんだと思います。

 

次はSSA。出来るなら1人でも多くの人と一緒に、約束の地に広がる満天の星空を見届けたられたいいなと思います。