音のぼやき

音楽やライブやその他諸々のこと

虹色があふれる

気づけば年末になっていてブログ作っときながら全然更新してねぇ!と思う日々を過ごしていました。

それでも素敵なものに出会ったらやっぱり書きたくなりますよね。

 

 

この前虹ヶ咲スクールアイドル同好会1stライブ "with You"に参加してきました。2ndアルバムが出て、それぞれのキャラクターのエピソードが描かれたアプリゲームも配信され、彼女たちのことを自分なりに知って、考えて、臨んだライブでした。

結論から言うと、とても素敵なライブでした。受け取るものが多すぎて何から話したらいいのかわからないぐらい。曲を聴いてると、今でもライブの光景を思い出して新しい発見がある程、たくさんのものを見せてくれました。

その中でも一際強く感じたのが、キャラクターと演者のリンクです。

 

今では珍しくもない、キャラクターを演じる声優が実際にライブでパフォーマンスをするということ。でもこれってものすごくバランスが難しいことだなって思っています。

声優さんたちは、パフォーマンスだけでなく衣装や髪型も限りなく近づけて、少しでもキャラクターたちが実在するよう演じています。単純な話、演者の事情なんて一切関わらせず、そのキャラを完璧に演じ切ってしまえば大成功です。

ただそれだと現実感がない。「上手にその役を演じていた」とは感じても、「あのキャラクターがステージに実際にいた」とはならないんじゃないでしょうか。

当たり前ですが、演者の事情が強く出過ぎてもキャラクターとの乖離を感じさせることになります。

パフォーマンスの面で言えば「キャラクターを演じたこと」と「個人の歌やダンスがすごかったこと」では天と地ほどの差がありますし、想いが強すぎるとキャラクターを塗り潰してしまうことがあります。

 

キャラクターを演じることと自分の想いをのせること。この2つが調和することで、キャラクターと演者がリンクする。

 

では虹ヶ咲スクールアイドル同好会の1stライブはどうだったか。

演者9人がそれぞれ9人のキャラクターとリンクしていました。それはパフォーマンスはもちろんのこと、演者自身の思いを吐露したMCでもそうです。

ただ、キャラクターを見事に演じ切った人もいれば自分の想いが上手くのった人もいて、それぞれの表現の色が出ていたと感じました。

文字通り2日間のライブ全てを使って、キャラクターを届けていたと断言できます。

 

だから彼女たち9人は

 

上原歩夢と確かな一歩を踏み出し

中須かすみのかわいさをたくさん詰め込み

桜坂しずくを色とりどりの舞台に立たせ

宮下愛と輝く笑顔でいっぱいにして

天王寺璃奈の想いを真摯に届け

近江彼方を素敵な夢に案内し

エマ・ヴェルデの優しい祈りを込めて

朝香果林を余すことなく魅せて

優木せつ菜の大好きを真っ直ぐ伝え

 

彼女たち9人にときめく虹色であふれる光景を見せることができた。

 

 

感じ方の差はあれど(これはこちらの問題)個々に結びつきを感じましたが、一際強く感じたというか、虹ヶ咲ってこういうグループなんだと確信したのは、優木せつ菜役の楠木ともりさんの笑顔です。

より詳しく言うならば、2日目のMELODYを歌い終わったあとの笑顔。

あの笑顔に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会18人の素敵が詰まっていました。